恋する銀行員

元メガバンクの社畜が紡ぐ物語

【就活】就活成功の秘訣は「日サロ」説

今回は日本の全人事に問いたい。

 

私の「説」を。

 

就活成功の秘訣は

 

「日サロ」

 

にあるのでは無いかという事を。

 

※就活生は自己責任で見て下さい。

※良い子はマネをしないでね。

 

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時を遡る事10年前。

 

小生、ヒグマアキノリが就活生だった頃に遡る。

 

 

 

当時はリーマンショックの翌年。

 

採用枠の激減。

内定取り消し。

 

など、巷を騒がす社会問題が至る所で起こり

 

 

世は正に

「就職大氷河期時代」

の幕開けであった。

 

 

小生は金融業界を第一志望としていたが、

今の世の中ほど

 

「就活情報」

 

というものが中々世に出回らない時代だった。

 

 

小生も就活知識が無く

 

「就活とはなんぞや?」

 

という禅問答に日々悩んでいた。

 

 

 

当時の小生の就活は

 

金融業界中心

 

の一般的な

 

「将来やりたい事なんてないから」

「何と無く」

「大手でござる」

 

の思考ゼロ学生であった。

 

 

 

何も考えていなかったのである。

そこに武士道など無いのである。

 

 

金融を選んだのも

 

雑誌「プレジデント」の

年収ランキング

に魅了された。

 

ただそれだけであった。

 

 

先ほど申し上げた通り、

当時の小生は、

 

就活の知識もゼロ

 

マインドもゼロ

 

金融業界の志望理由も

 

「不純」

 

そんな男であった。

 

 

 

一方で小生の就活戦略は

 

一つの仮説に基づいて進めようとしていた。

 

 

それは

 

「行きたい会社の従業員になりきれば内定が出る説」

 

である。

内定者も3年、5年、10年も時過ぎれば

みんな従業員である。

 

 

 

 

 

小生は

 

 

「内定とは?」

 

という永遠のテーマに対して

 

 

目の前にいる従業員こそが

 

「答え」

 

 

アンサーであると考えた。

 

 

 

 

 

そして

小生は金融業界における幾許かの

 

説明会

セミナー

座談会

 

に参加をし、ターゲットを決めた

 

それは

戦闘民族・野村マン

である。

 

野村マンとは就活生であればご存知の方も多いだろう。

 

證券業界の雄

圧倒的ガリバー

 

一度営業に赴けば

その後ろにはペンペン草すら残らない。

圧倒的戦闘力。

 

就活生もその名を聞けば

恐れ慄き

えた・ひにんの様にひざまずく

 

「タフさ」

の欠ける文化系ナヨナヨ学生が

一度面接に臨めば

圧迫面接により

「細胞レベル」

で分解される

 

 

内定辞退に向かえば

「カレー」

が飛んで来ると聞き

周囲に

「カッパを着てくわー」www

と冗談を言って辞退に行けば

帰らぬ人となり

誰もその姿を見たものはいない

則ち

「カッパを着る」

が彼の遺言として昇華する

 

 

など様々な噂、実話が飛び交う

 

それが

戦闘民族・野村マン

である。

 

 

小生も2ちゃんねるに毒され

 

野村證券の説明会に

恐る恐る

参加をしたのだ。

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

小生は魅了されてしまった。

戦闘民族・野村マン

マジでカッコ良いと思ったのである。

ガチで優秀と思ったのである。

 

 

 

小生は

戦闘民族・野村マン

レベルで就活に臨めば、

金融業界の就活など

圧倒

出来ると考えたのである。

 

 

ではどうやって

野村マンまで

レベルアップをするのか?

 

 

結論は明確だ。

いつの世も優秀な営業マンとは

 

「マネ」

 

から入る。

 

 

則ち、

戦闘民族・野村マン

 

見た目

話し方

志望動機

全てを「マネ」たのだ。

 

 

話し方は

ひたすらに

プレゼンの様に

 

自己PR

学生時代に頑張った事

志望動機

 

を練習した。

 

 

 

野村マンに

自信の無い奴など存在しない。

あいつらはいつも自信に満ち溢れている

 

 

面接において

「根拠は無いけど、自信に満ち溢れた雰囲気」

これを出せる様にひたすら練習をした。

 

 

 

そして問題は見た目だ。

 

戦闘民族・野村マンの見た目の特徴は

 

 

色黒

短髪

目が笑ってない

 

の「やべえ奴三原則」に則る事にした。

 

 

ちなみに僕の普段の見た目は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほぼダンディ坂野である

 

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出典:https://matome.naver.jp/odai/2151694725456522601/2151694795357010603

 

 

これでは勝てる訳が無いのである。

こんなキノコの山みたいな髪型の奴が

こんな軟弱そうな奴が

戦闘民族・野村マンに勝てる訳が無いのだ。

 

「内定ゲッツ」

なんかしたら即死である。

 

 

 

小生はまずは散髪に向かった。

髪型は

「超短髪」である。

 

毛先で遊ぶ余裕など無い

毛先に主張する余地など無い

 

 

 

ワックスなんて軟弱なものも捨て去った

 

 

 

 

何を付けるのか?

 

 

 

 

 

答えは

「ジェル」

である。

 

ベリーショート

ゴリゴリ短髪

付ける意味などあるのか分からない

ジェル

 

 

どんな晴れの日でも

 

「こいつは雨で打たれたのか?」

 

周囲から思われる

いや

周囲を圧倒する

いやいや

周囲から畏怖の目で見られる

 

「ジェル」

 

そんな髪型にしたのである。

 

 

 

 

 

 

次なる行動は

 

ひたすらに

 

 

気の狂ったように

 

 

 

日サロに通ったのだ。

 

 

 

 

小生、バイトがスポーツジムだった為、

格安で日サロを利用出来たのである。

 

 

 

日サロに行った人は経験があると思うが、

日サロとは「魔力」を持っている。

 

それは一度黒くなると

無限に黒くなり続けるのだ。

 

一度色が付き黒くなると

 

ほんーーーの少し白くなっただけで

 

「また焼かなくては」

「色を付けなければ」

「紫外線・・・俺に紫外線を・・・」

 

 

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出典:https://ai-am.net/shawshank



 

となるのだ。

 

これが日サロの「魔力」である。

もはや「麻薬」である。

 

小生も御多分に漏れず、

日サロの「魔力」に取り憑かれ

気の狂ったように日サロに通ったのである。

 

 

 

おまけで

 

ひたすら

「筋トレ」

をした。

 

面接前日などは

他の就活生に

学歴では負けても

「胸筋」

では負けるまい

と。

 

 

一心不乱に

「胸」

をパンプアップした。

一心不乱に

「ベンチプレス」

でパンプアップした。

 

 

 

 

そして完成の時が来た。

 

 

戦闘民族・野村マン@就活ver.

 

である。

 

ふと鏡を見ると

そこには

 

 

 

 

 

 

 

 

野村マンが立っていた。

 

 

 

 

 

 

最早

 

 

 

 

 

 

 

 

小生に憑依していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野村證券が小生に憑依していた。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに

 

たぶん

 

おそらく

 

他の人から見たら

第三者から見たら

 

野村マンというよりは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チョコボール向井

 

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出典:https://twitter.com/kurisu_mat

 

となっていたと思う。

 

今の就活生は彼を知らない人も増えたと思うが、

ググる時は自己責任で頼む。

 

 

 

 

結果、小生は

 

自称「戦闘民族・野村マン@就活ver.」

 

他称「チョコボール樋熊」

 

で就活に臨む事になったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

結論から申し上げよう

 

 

圧勝だった。

 

 

 

 

『圧勝』

 

 

である。

 

全ての金融機関を

牛耳った

と言っても過言ではない。

 

 

 

当たり前である、

就活生の中に

 

唯一無二

 

 

野村マン(チョコボール樋熊)

が混ざっているのである。

 

 

 

謂わば、

少年野球の中に

 

バリーボンズ

 

が混ざっているレベルである。

 

 

 

 

 

 

全ての面接官からは畏怖の目で見られていただろう。

 

その圧倒的な存在感に。

 

何らかのVHSビデオでお世話になったかもしれない既視感に。

 

 

 

 

 

 

全ての面接官から問われた。

 

「汝、何のスポーツをやりけり?」

 

と。

当たり前である。

 

 

 

 

小生の就活生の時は、

 

4月1日解禁

 

 

 

太陽なんか

紫外線なんか

 

 

 

全く降り注いでないのだ。

 

 

 

そんな中、

季節外れの色黒

「チョコボール樋熊」

である。

 

 

 

きっと運動部だと錯覚するに違いない。

 

 

 

その時点で面接官は敗者となる。

 

小生の術中に囚われているのである。

 

最早

 

『運動部』

『男優』

の区別すら出来てないのだ。

 

 

 

 

小生は強く答える。

 

「何もやってません」

 

と。

声はどこまでも遠くに

響き渡るように

腹から突き出す。

 

 

目の前の面接官に答えるのでは無い。

隣のブース

隣の部屋

隣の会場

に届けんばかりに声を発する。

 

 

 

喘ぐのである。 

 

 

 

そこで面接官は確信をしただろう。

周りの学生も可能性を示唆しただろう。

 

 

こいつは運動部なんかじゃない

 

そんなレベルじゃない。

 

と。

 

 

 

こいつは『男優』だと。

 

 

 

 

僕も私も

「大変お世話になった」男優だと。

 

 

 

さすれば勝ちである。

 

「大変お世話になった男優」

を落とす訳がなかろう。

 

何度でも言おう

 

『大変お世話になった男優』

を落とす訳がなかろう。

 

 

 

 

小生は

「就職大氷河期時代」

に対して

 

「日サロ」

を以ってして

 

圧勝

 

という結果を残してみせた。

 

 

 

 

この成功体験は

もちろん

後世の人々にも伝えた

 

世の理を伝えた

 

 

16卒のK氏は

小生の元の来た時は

ヒョロガリ君

だったが、

 

 

狂気的なまでの日サロ通いの末

 

面接に臨んだ全金融機関に対して

 

オール内定の成果

 

いや

 

戦果

 

を挙げてくれた。

 

 

これらもみんな

「日サロ」

のおかげである。

 

 

 

 

 

小生はこの説が証明された時に

本を出そうと思う

 

 

 

 

 

タイトルはもちろん

 

「日サロが全てを教えてくれる」

 

である。

 

 

 

後日談だが、

 

小生は野村證券はそっと辞退をした。

 

見た目こそ

 

戦闘民族・野村マンだったが

 

心まではなりきれてなかったのだ。

 

 

 

小生は作りものだったのだ。

 

小生はメッキであったのだ。

 

小生は證券営業が怖かったのだ。

 

 

 

 

 

 

結果、三井S友銀行にお世話になったのだ。

 

 

 

 

 

全世界の人事よ

 

再度問おう

 

小生の説を

 

 

「就活成功の秘訣は『日サロ』説」を。

 

 

サンプルは少ないかもしれない。

 

 

小生とごく少数の戦果しかサンプルは無い

 

 

 

 

ただ小生には自信がある

 

揺るぎない確信がある

 

 

 

小生が、

日サロでギンッギンッに仕上げた小生が、

 

 

面接で

人事の前に

仁王立ちしたら

 

 

人事から真っ先に

「日頃大変お世話になっています」

と労いの言葉を頂けると。

 

日頃お世話になっている人を落とす訳がなかろうと。

 

小生は確信をしている。

 

 

 

 

人事の皆々様

 

この説

 

如何だろうか?

 

是非周囲の人事に

 

共有し、

 

そして

 

共感して欲しい

 

「就活成功の秘訣は『日サロ』説」を。

 

 

 

最後に、

 

今年の就活における空前の「日サロ」ブームと。こんなことを書いてネットの就活生から叩かれ無い事を祈念すると共に、人事と就活生のクリーンな採用活動が行われるよう、お願い申し上げる。

 

 

higumaaa.hatenablog.com

 

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