恋する銀行員

元メガバンクの社畜が紡ぐ物語

【就活】人事は「みん就」を見ているのか?

これから就活を始める人は気になる人も多いと思う。

面接官は「みんなの就活」(以下「みん就」)を見ているのか?

 

銀行で面接官をしていた私は、

この誰もが気になる永遠のテーマに「一発回答」で答えたいと思う。

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ちなみに「一発回答」という単語は、

阪神若手がスタメン抜擢された時に、ホームランを打つと翌日のデイリースポーツが多用するキーワードであり、なんか好きな単語である。

 

 

『大山 代役スタメン3番 一発回答』

 

 

である。

 

 

 

 

話を戻して「みん就」について、見てるor見てない議論だが、

 

答えは

 

 

 

「Yes」

 

 

 

である。

 

 

 

 

 

ガン見

 

 

 

 

 

 

である。

 

ちなみに私は、『みん就』で実名報道された稀有な経験を保有する。

 

 今思い出してもファッキンチョベリバな思い出である。

きっとこれからも決して忘れることのない思い出だろう。

 

 

 

 

銀行の面接の繁忙期は1日に10人前後の学生と面接をする。

 

私のスタイルは挨拶と話し方がしっかりしていれば

『最初の面接では絶対に落とさない』

スタイルである。

 

そう私は優しいのである。

 

大事なことなのでもう一度言いたい

 

 

 

 

私は優しいのである。

 

 

 

 

正直話す内容なんていくらでもアドバイス出来るし、

直すことも出来るし、

偽ることも出来る。

 

しかし、挨拶や話し方については、

 

日頃からちゃんとしてなければ出来ない

 

と私は考えるのである。

 

つまり

 

大活躍エピソード(笑)< 挨拶と話し方

 

と考える。

 

ただ就活生という生き物は世にも不思議な生き物である。

 

 

たまにいる。

 

カフェのバイトで、

周りを巻き込み、

売り上げを作りました。

 

 

みたいなエピソードを話す学生とか、やべえ奴かと思う。

 

想像して欲しい。

 

自分がスタバでバイトしている。

 

そのスタバで大学3年生の、

どうせ慶○か青○あたりの意識高い系の学生が、

学生バイトの分際で、

頑張っても時給も何も変わらない、学生バイトの分際で、

 

 

「ひぐまさん、もっと業務改善しましょう。このままでは店の売上が前年比93%です。」

 

 みたいな事を声高らかに唱えていたら、

どう思うだろうか?

 

 

僕はその日でバイトを辞めるだろう。

僕は意識低い系寄りの人類だ。

心の本音は

「めんどくせえ」

である。

こんな奴見かけたら、ふつうに「やべえ奴」だと思う。

 

 

面接も同じだ。

 

君が面接官で。

 

目の前の学生が。

 

学生バイトの分際で、

周りを巻き込み、

売上を作る。

@スタバ

 

 

 どうだろうか?

 

こんな学生、普通に一緒に働きたくない。

だと思う。

 

 

何が言いたいか?

 

結局は学生時代頑張った事よりも、挨拶とか第一印象の方が大事だと思う。

 

 

その為、私は挨拶や話し方で第一印象がしっかりしていれば面接の後半はエピソードの見せ方などのアドバイスに徹する。

そして、次の面接に呼ぶのである。

 

私は優しいのである。

 

 

 

そんな仏のような私の前に一人の女性が現れた。

 

学生

「〇〇大学から参りました。△△と申します。今日は宜しくお願します。」

 

とりあえず挨拶は丁寧に出来ている。

 

学生

「もし宜しかったらメモを取ってよろしいでしょうか?」

 

ちゃんと一言が言えている。

 

第一印象はまずまずだろうか。

 

 

 

そして面接スタート

 

ここからが阿鼻叫喚、地獄絵図だった。

 

 

 

 

「それじゃあ学生時代に頑張ったこととか話してもらえるかな?」

 

学生

「はい!私は〇〇(広告系のイベント)を頑張りました!」

 

「具体的にはどんなことを取組んだの?」

 

学生

「はい!〇〇の活動では大学生に対していかに△△に興味持ってもらうかに力を入れ、~~な工夫をし、ほにゃらららな苦労がありましたが、私がぴーひゃららなアイデアをだしvのsヴぉsdのsdんヴぉsvのsvs~~~~~」

 

 

10分後

 

「◎$♪×△¥●&?#$!」

 

 

 

「ほげええええ」

 

 

 

時間にして約10分。

『広告系頑張りました!キラキラマシンガン』で

一方的に撃たれ続けたヒグマはちょっと心がポキって鳴ってしまった。

 

しかし、私は優しいのである。

 

 

 

とりあえず色んな思いを置いてけぼりにして

 

 

「ワカリマシタ。アリガトウゴザイマス。ソレデハ、ナンデギンコウヲシボウシタノデスカ?」

 

キラキラ学生

「はい!先ほどお話した〇〇(広告系のイベント)を通じて~~二ヴぉsdンvdンヴぉbfv巣vのsdvmおskfもしsんssmvsんしdnフジコフジコ」

 

 

 

 

私「ほげえええええええ」

 

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それって広告業界の志望動機じゃないっスカ?

 

とかいろいろ思ったのだが

 

私はやさs(ry

 

 

 

とりあえず色んなことをアドバイスした。

20分ほどかけて志望動機の作り方や面接での話し方などをとりあえずアドバイスした。

 

学生

「そうなんですね!本当勉強になります!ありがとうございます!」

 

 

なんかもう、どうでもよかったけど、挨拶や御礼は大事である。

 

 

そして最後に逆質問を受け付けてみた。

 

学生

「休みの日とかなにしてるんですかー?」

 

 

 

もっとセンスある質問ねえのかよ!?

 

 

なんて1ミリも思ってないからね

本当だからね

 

 

 

 

「休みの日はスポーツジム行ったり、買い物行ったり、彼女とデートしたりしてるかなー。でも金融は勉強することも多いから、時間作って本とかも読むようにしているよ。」

 

THE 無難

 

その後ちょっと雑談して面接終了の時間となった。

 

 

 

学生

「今日はアドバイス沢山頂いて、ありがとうございます!」

 

「アドバイスしたことはしっかり直してねー」

 

 

 

そして終焉。

 

 

なんか敗北感が残る面接だった。

 

 

 

 

 

そしてその日の夜

 

面接に来た学生の子の合否を決めていた。

 

 

 

私は悩んでいた......

 

 

 

 

挨拶、話し方はしっかり出来ている

話の内容は

「ほげええええええ」

しかし、アドバイスをした。

しっかりアドバイスをした。

次回、もしかしたらしっかり修正をしてくるかもしれない。

 

 

期待を込めて残すか......

 

 

そんなことを考えていたら携帯が鳴った

 

 

画面には同期の『平〇』と書いてある。

 

 

この同期は愛知生まれ仕事の出来る、ナイスガイだ。

 

 

入社して最初に愛知に転勤することになった私が

 

「愛知のいいところって何?」

 

と質問したら

 

「三つある。

飯がまずくて。

女がアレで。

なんか終わってる」

 

と心温まるアドバイスをくれたナイスガイだ

 

ちなみに私は愛知に4年間いたことで赤味噌派に生まれ変わってしまったことは平〇君に伝えていない

 

 

 

  

そんなナイスガイ平〇から電話が来るんだ?

なぜなら、このナイスガイ平〇は関西にいるからだ

 

 

久しぶりの連絡にワクワク感と疑問を持ちながら電話に出てみると

信じられない一声が発せられた

 

平〇

「久しぶりー。いきなりやけど書かれてるでー」

 

「何に?」

 

平〇

「みん就!wwwwww」

 

 

 

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ナイスガイ平〇はその一言を伝える為にわざわざ連絡をくれたのだ

 

なんてナイスガイなんだ

 

 

電話を切り早速チェック

 

 

内容は面接についてだった

以下内容

 

「今日は1回目の面接でしたー。

面接官はひぐまって人でした。

面接だけど緊張しないでねーだって笑

面接はいろいろアドバイスもらったから大丈夫だと思いますー。

あとなんか自分から彼女いるとか、

週末は基本デートしてるみたいなこと言ってたー笑」

 

 

 

大いに事実と異なる

 

添削しよう

 

「今日は1回目の面接でしたー。

→(事実)

 

面接官はひぐまって人でした。

→(事実。でも書くな!バカ!)

 

面接だけど緊張しないでねーだって笑

→(言ってない。)

 

面接はいろいろアドバイスもらったから大丈夫だと思いますー。

→(お前が決めるな!)

 

あとなんか自分から彼女いるとか、

週末は基本デートしてるみたいなこと言ってたー笑

→(内容は事実。ただお前が聞いたんだろ!自分から急に彼女の話しだす人事とかサイコパスだろ!バカ!アホ!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みん就のニックネームが分かり易い上、休みの日の話なんて不毛なことを話したのは一人だけだったので一発回答だった。

 

 

 

私は優しいのである。

 

ちっちゃなイライラと面接の結果におっきな ✖ をして。

 

 

上に報告をした

 

そう。何かあれば即報告である

 

 

「みん就に書かれました。」テヘペロ 

 

 

報告した人事部が大爆笑していたのが唯一の救いだろうか

 

 

 

 

そんなこんなでこの女の子は落ちたのである

 

 

面接の内容なんて関係無い

学生時代なんて関係無い

ただ書き込みをして自爆したのである

 

 

そう

 

「自爆」

 

である。

 

 

 

 

ネットに書きこむ奴なんて会社からしたらリスクだもんね!

 

 

 

 

 

 

 

今日の結論

 

お前ら!

人事は「みん就」見てるぞ!

 

 

これである。

 

 

きっと「みん就」を見た第三者から見たら

「わけわかんねー面接してる会社だなーwww」

という印象与える投稿は、これからも電子の海を泳ぎ続けるのだろう。

 

なかなか感慨深いものである。

 

 

 

 

学生諸君

 

書くなら、ばれないように、

そして、

人事に迷惑かけないようにしてくれ

 

お兄さんからのお願いだ!

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